坂井、大也に勝った!200バタ リオ銀メダリスト早大対決制す

[ 2016年11月20日 05:30 ]

水泳アジア選手権 ( 2016年11月19日    東京辰巳国際水泳場 )

<アジア水泳選手権 男子200メートルバタフライ>優勝し声援に応える坂井聖人(左から2人目)と2位の瀬戸大也(左)

 競泳男子200メートルバタフライで、リオデジャネイロ五輪銀メダリストの坂井聖人(21=早大)が1分54秒53の好タイムで優勝した。シンクロナイズドスイミングのチーム・フリールーティン(FR)では日本(阿久津、福村、林、乾、北浜、丸茂、中牧、中村)が92・9000点で優勝した。

 坂井が早大の1年先輩の瀬戸に競り勝った。これまで国内では勝てなかったライバルをラスト50メートルで突き放して五輪銀メダリストの意地を見せ、「毎回日本では抜かれていたので、ラストが怖かった。ホッとしました」と喜んだ。

 五輪後、左肩を負傷して練習できない日もあった。この日も痛みを抱えていたが、タイムは五輪決勝より1秒13遅いだけ。「ビックリしました」。地力がついたこともしっかり示した。

 柳川出身の21歳は20年東京五輪はもちろん、地元福岡で開催される21年の世界選手権の金メダル獲得を目標に掲げる。その将来のビッグレースに向けて、国内で苦手意識のあったライバルを退けたことは大きな収穫。「今後はずっと勝ち続けたい」と自信を深めた様子だった。 

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2016年11月20日のニュース