大畑氏が殿堂入り 世界マッチ通算69トライ記録評価 日本人2人目

[ 2016年11月10日 05:30 ]

W杯アジア最終予選壮行試合<日本・バーバリアンズ>前半3分に、トライを決める日本代表・TB大畑大介氏(2007年8月11日撮影)

 ラグビー元日本代表でテストマッチ(国や地域の代表同士の試合)通算69トライの世界記録を持つ大畑大介氏(40=神戸製鋼アンバサダー、ラグビーW杯2019アンバサダー)が世界のラグビー殿堂入りをすることが9日、ラグビー関係者への取材で分かった。12年に選出された坂田好弘氏(74=関西協会会長)に続き、日本人2人目の栄誉。表彰式は17日に英国で行われる。

 神戸製鋼、日本代表のWTBとしてトライを量産し、7人制日本代表でも活躍した大畑氏が殿堂入りを果たすことになった。国際統括団体ワールドラグビー(WR)が定める16年の顕彰者になったことが判明。関係者は「テストマッチ通算69トライの世界記録などが評価されたと考えられる」との見方を示した。

19年W杯に向け、現在はアンバサダーとしてPR活動を続けている。今回の殿堂入りは3年後の祭典に向けても追い風。旗振り役としての期待がさらに高まりそうだ。

 ◆大畑 大介(おおはた・だいすけ)1975年(昭50)11月11日、大阪市生まれの40歳。東海大仰星高、京産大を経て98年に神戸製鋼入り。02年にフランス1部モンフェラン移籍。03年に神鋼に復帰した。W杯には99年ウェールズ大会、03年オーストラリア大会に出場。10年シーズンで引退。日本代表58キャップ。現役時代は1メートル76、82キロ。

 ▽ラグビー殿堂 国際統括団体ワールドラグビーが競技の発展に著しい貢献をした個人や団体を毎年、顕彰している。例年なら6~10人ほどが殿堂入りする。今年は12人になる見込み。対象は幅広く、選手、チーム、指導者、審判、メディアなどのラグビー関係者が選ばれる。昨年は95年にW杯を開催した南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領が選ばれた。 

続きを表示

2016年11月10日のニュース