稀勢の里 うれし幕内国技館初栄冠!九州場所の弾みに

[ 2016年10月4日 05:30 ]

全日本力士選士権で初優勝を飾った稀勢の里
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 大相撲の全日本力士選士権が3日、東京・両国国技館で行われ、大関・稀勢の里(田子ノ浦部屋)が決勝で大関・照ノ富士(伊勢ケ浜部屋)を寄り切り、初優勝を飾った。

 今年の伊勢神宮幕内トーナメントなどを制したことはあるが、国技館での優勝は幕内では初めて。優勝を狙ってたかと聞かれると「そういう気持ちはあった。歴史ある大会で名前も残る。本当にありがたい」と話した。

 豪栄道は昨年のこの大会で初優勝を飾り、秋場所では全勝優勝。元横綱・隆の里の亡き師匠は、平幕でこの大会を制してから横綱まで上がった。稀勢の里は秋場所で10勝に終わり綱獲りが白紙となったが、75回の伝統を誇る大会での優勝を九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)への弾みにしたいところ。「(秋場所の)結果を受け止めてやるしかない。自分を信じてやれば、必ず生きてくるという気持ちでやる」と今後を見据えた。

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2016年10月4日のニュース