コービー“特別な地”でラストマッチ飾る ジョーダン氏もねぎらい

[ 2015年12月29日 18:25 ]

シャーロットのファンに別れを告げるレイカーズのブライアント(AP)

 NBAは28日に各地で11試合を行い、今季限りでの引退を発表しているレイカーズのコービー・ブライアント(37)が96年のドラフト時(全体13番目)に自身を指名した旧ホーネッツ(現ペリカンズ)の地元シャーロット(ノースカロライナ州)で最後の試合を行い、98―108(前半58―58)で敗れたものの20得点を記録して2万人のファンに別れを告げた。

 ブライアントはドラフト後にセンターのブラディ・ディバッツ(47=現キングスGM)との交換でレイカーズにトレードされてNBA人生がスタート。試合前には、現在のホーネッツ(旧ボブキャッツ=04年創設)のオーナー、マイケル・ジョーダン氏(52)から「君はバスケットボール界とNBAに大きな貢献をした。初めてプレーを見た時にはなんて活気があるんだと思ったよ。今でも僕は君のファンの1人だ」というメッセージが流れた。

 レイカーズは4連敗で5勝27敗。ホーネッツは38得点を挙げたケンバ・ウォーカー(25)の活躍で勝利を収め、連勝で17勝13敗となった。

 スパーズは地元サンアントニオでティンバーウルブスを101―95(前半50―52)で下して27勝6敗。グレグ・ポポビッチ監督(66)が審判に文句を言って第2Qで退場となり、ティム・ダンカン(39)は右膝を痛めて欠場したが、セルビア出身の新人センター、ボバン・マリヤノビッチ(27)が2メートル21、132キロの巨体を生かしてゴール下を制圧し、15分の出場ながら17得点を稼いでその穴を埋めた。スパーズはホームでは今季18戦全勝で昨季から通算で27連勝。西地区のチームが開幕からホームで18戦全勝を飾ったのは、78年のトレイルブレイザーズ、86年のロケッツに続いて3チーム目となった。

 ティンバーウルブスは4連敗で11勝20敗。昨季の新人王アンドリュー・ウィギンス(20)が18得点をマークして最後まで粘ったが、試合巧者のスパーズには勝てなかった。

 一方、王者ウォリアーズも地元オークランドでキングスに122―103(前半58―61)で勝って5連勝で29勝1敗。スパーズ同様にホームでは15戦全勝と今季無敗で、昨季からは通算33連勝となった。ステファン・カリー(27)は23得点10アシストと自己最多の14リバウンドを記録して自身6回目のトリプルダブルを達成。クレイ・トンプソン(25)は29得点、ドレイモンド・グリーン(25)も25得点をマークし、チームの3点シュート成功率は47・6%(42本中20本成功)に達した。

 キングスはこのカードで11連敗を喫して12勝19敗。イスラエル出身のオムリ・キャシピ(27)がチーム記録に並ぶ9本の3点シュートを決めて自己最多の36得点を稼いだが、大黒柱のセンター、ディマーカス・カズンズ(25)は第3Qに2度目のテクニカル・ファウルを宣告されて7得点のまま退場となった。

 <その他の結果>ペイサーズ(18勝12敗)93―87ホークス(20勝13敗)、マジック(18勝13敗)104―89ペリカンズ(10勝21敗)、クリッパーズ(19勝13敗)108―91ウィザーズ(14勝15敗)、ネッツ(9勝22敗)111―105ヒート(18勝12敗)、ブルズ(17勝12敗)104―97ラプターズ(19勝13敗)、マーベリクス(18勝13敗)103―93バックス(12勝20敗)、ジャズ(13勝16敗)95―91 76ers(2勝31敗)、キャバリアーズ(20勝9敗)101―97サンズ(12勝21敗)

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