入江9連覇!北島らに並ぶ日本タイ記録もタイムには不満

[ 2015年4月12日 05:30 ]

2位の金子(左)とともにインタビューを受ける1位の入江

競泳日本選手権第5日

(4月11日 東京辰巳国際水泳場)
 入江王国は盤石だ。金子を2秒近く離し、男子200メートル背泳ぎV9を達成。北島らが達成した日本選手権連続優勝記録に並んだ入江(25=イトマン東進)は「周りの支えがあっての自分だとあらためて感じました」と語った。

 これで100メートルとの2冠と両方の世界選手権切符を手に入れた。だが日本記録は更新できなかった。ロンドン五輪銀メダルだったこの日の種目は、自身の日本記録に2秒以上遅れる1分54秒93。前半の入りが遅く、後半の伸びも欠き「しっくりこないレース」と首をひねった。道浦コーチによると、世界選手権にピークを持ってくるため今大会は「6、7割で普通にやろう」と話し合ったという。そんな中でも、ある程度の水準を期待した同コーチは「本当に普通に終わった。中身がなかった」と突き放した。

 「今回のタイムは消して世界一だけを目指したい」。入江はリオ切符が確定する世界選手権での金メダルを誓った。

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