東レ、事件後初戦に勝利 監督「信頼回復に努める」

[ 2014年12月20日 20:08 ]

試合前、ファンに謝罪する東レの小林敦監督

 バレーボール、プレミアリーグ男子の東レは20日、所属する王金剛容疑者(30)が窃盗容疑で逮捕後、初のリーグ戦を練習拠点の静岡県三島市で行い、ジェイテクトに3―1で勝った。米山裕太主将は「複雑な気分だった。開催できるか分からなかったけど、たくさんの方が応援に駆け付けてくれてありがたかった」と感謝を口にした。

 試合前には活動停止処分中の小林敦監督が「二度とこのようなことを起こさぬよう万全の指導体制の下、信頼回復に努めたい」と謝罪し、選手らは一列に並んで観客席のファンに頭を下げた。試合は篠田歩監督代行が指揮した。

 王容疑者が10日に東京都内のパチンコ店で財布を盗んだ疑いで逮捕され、チームは全日本選手権の途中で出場を辞退した。東レは王容疑者を無期限活動停止処分とした上で、リーグ戦には継続して出場すると発表した。

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