帝京大柳原主将 歴史に名を!高校浪人経て“集大成”見せる

[ 2014年12月18日 05:30 ]

ツリーを背に笑顔を見せる帝京大・柳原主将

第91回箱根駅伝

 苦労人主将が最後の箱根路に挑む。帝京大は東京都八王子市のトラックで練習を公開。13年の総合4位が最高成績の同大をまとめる柳原貴大主将(4年)は「(エントリーの)16人だけではなく、部員全員の力を合わせたい。過去最高成績の更新を目指す」と話した。

 他の4年生部員よりも1年早い、91年10月4日生まれ。大学浪人を経たと思いきや、実は高校浪人を経験した珍しい経歴の持ち主。「(中3時の)高校受験で名前を書き忘れて…。滑り止めも受けていなかった。でも、それがなければ別の高校に行っていた」。

 1浪の末に福島・会津学鳳高へ。陸上で目立った成績は挙げられなかったが、中野孝行監督の目に留まって帝京大に進学した。まさに運命に導かれて臨む最後の箱根だ。「貴重な経験をしたおかげで、少々のことでは動じない」と持ち前の強心臓で爆走する。

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