16歳大坂「悔しい」逆転負け 東京五輪日本代表狙うホープ

[ 2014年10月9日 05:30 ]

シングルス2回戦でサーブを放つ大坂なおみ

 テニスのジャパン女子オープン第3日は8日、大阪市靱テニスセンターでシングルス2回戦が行われ、米国在住の16歳、大坂なおみは第3シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)に6―3、3―6、4―6で逆転負けした。

 仁川アジア大会シングルス銅メダルの穂積絵莉(レック興発)はラクシカー・クムクム(タイ)に6―2、4―6、4―6で競り負け、土居美咲(ミキハウス)は第2シードの19歳、マディソン・キーズ(米国)に0―6、4―6で敗れた。ダブルス準々決勝では、青山修子(近藤乳業)レナタ・ボラコバ(チェコ)組が準決勝へ進んだ。

 世界ランキング265位の大坂が同31位のスビトリナを追い詰めた。1メートル80の長身を生かした力強いサーブとフォアを武器に第1セットを奪取。第3セットも4―1とリードしたが、ここからミスを連発して5ゲームを連取された。「凄く応援してくれたのに負けて悔しい」。ハイチ出身の米国人の父と日本人の母を持つ16歳は日本語もプレーも“粗削り”だが、伸びしろは十分。20年東京五輪の日本代表を夢見るホープは「たこ焼きを食べたい」とあどけない笑顔で会場を去った。

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