寺川綾さん“授かり婚”11日婚姻届、9月下旬にはママに

[ 2014年4月23日 05:30 ]

昨年12月、引退会見で笑顔を見せる寺川綾さん

 ロンドン五輪競泳女子100メートル背泳ぎ、400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得し、昨年12月に現役引退した美人スイマーの寺川綾さん(29)が電撃結婚した。22日に勤務先のミズノが発表した。お相手は元競泳選手で現在はインストラクターを務める細川大輔さん(32)で、11日に婚姻届を提出。寺川さんは現在、妊娠5カ月で9月下旬に出産予定だという。

 五輪メダルに続き、最高の幸せを手にした。昨年12月に現役引退した寺川さんが、かねて交際していた元競泳選手の細川さんと11日に婚姻届を提出した。所属先のミズノを通じて「これまでは自分自身と向き合うことが多かった水泳人生でしたが、大切な人と出会うことができました。また、新たな命も授かりとてもうれしく思います。これから新しい家族と築いていく人生が楽しみです」とコメント。関係者によると現在、妊娠5カ月のおめでた。9月下旬には母になる予定だ。

 お相手の細川さんは自由形の選手で、03、05、07年の世界選手権代表。05年の大会では平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)らとともに400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得している。2人の交際は08年北京五輪後にスタート。細川さんは1メートル88、寺川さんは1メートル74の長身だけに、早くもビッグベビーを期待する声も上がっている。昨年まで師事した平井伯昌コーチは21日に報告を受け「穏やかで幸せそうだった。気が早い話だが、たまには(子供を)連れてこいよと、早く(水泳を)教えさせろと言いました」と祝福した。

 寺川さんは高校2年だった01年世界選手権(福岡)で代表入りし、美人スイマーとして注目を集めた。04年アテネ五輪は200メートルで8位。その後は低迷が続き、08年北京五輪出場を逃した。だが、北島を育てた平井コーチの元で再出発し、集大成とした12年ロンドン五輪では100メートルで悲願の銅メダルを獲得。400メートルメドレーリレーも銅メダルに輝いた。昨年の世界選手権(バルセロナ)でも50、100メートルで銅メダルを獲得した。

 しかし、昨年12月に足首痛で満足いく泳ぎができないことを理由に現役引退を発表。1月の着物のイベントに参加した際、恋愛や結婚について「タイプは穏やかな人。アスリートじゃなくてもスポーツに興味があればいい」と話しており、細川さんはまさに理想の相手だったようだ。妊娠しているものの体調は落ち着いており、今後もイベントなどには登場する予定だ。

 ◆寺川 綾(てらかわ・あや)1984年(昭59)11月12日、大阪市生まれの29歳。3歳から水泳を始め、高校3年で出場した02年パンパシフィック選手権の女子200メートル背泳ぎで2位に入り国際大会初のメダルを獲得。女子50メートル、100メートル背泳ぎの日本記録保持者。04年アテネ五輪の女子200メートル背泳ぎ8位。12年ロンドン五輪は100メートル背泳ぎと400メートルメドレーリレーで銅メダル。近大出。1メートル74、60キロ。

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