稀勢の里“綱ノルマ下がった”理事長14勝以上から13勝でもVなら

[ 2013年7月7日 06:00 ]

土俵祭りに出席した(後列左から)白鵬、稀勢の里

 大相撲名古屋場所は7日に愛知県体育館で初日を迎える。注目の稀勢の里(27=鳴戸部屋)の綱獲りについて、北の湖理事長(元横綱)は6日、「13勝2敗の優勝」と昇進ラインを下げることを示唆した。

 北の湖理事長はこの日、土俵祭りに参加し、15日間の安全を祈願。「まずは序盤を(全勝で)乗り越えてほしい」と期待した。

 これまで14勝1敗以上のハイレベルの優勝を条件としていたが「先場所と同様以上の優勝になれば(昇進ムードが)盛り上がってくる」と13勝にラインを下げることを口にした。緩和の背景には、03年初場所に貴乃花(現親方)が引退して以来国産横綱が誕生していないことも影響している。

 日本の期待を一身に集める稀勢の里は「きのうから暑くなった。体調が悪くならないように規則正しい生活をする」と体調管理を強調。7日の初日は対戦成績で13勝4敗と圧倒する豪風が相手で「やるべきことはやったつもり。いい感じです」と決意を新たにした。

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2013年7月7日のニュース