光泉、作戦勝ち 小型FW「技のモール」で押し込んだ

[ 2012年12月29日 06:00 ]

<光泉・太田>指示を出す光泉・薬師寺監督

第92回全国高校ラグビー大会1回戦 光泉36―8太田

(12月28日 東大阪市・花園)
 狙いがずばりと的中した。FW8人の平均体重は光泉(滋賀)の82・6キロに対して太田は87キロ。4・4キロの差があるだけに前半を耐え、運動量の落ちる後半に勝負に出た。同13分、ゴール前5メートルのラインアウトからモールで押し込みプロップ南がトライ。点差を21点に広げ勝負あった。

 「おそらく太田さんは(滋賀県予選の)決勝のビデオを見ていたのでモール対策をしていなかったのでは。技のモールが効きましたね」とニヤリと笑った薬師寺監督。SH住吉の個人技も光った一方、「FWの頑張りが大きかった」と小型FWを称えた。

 次は100得点で圧勝発進した西陵。「いろんな攻撃が私たちはできますから」。過去2度阻まれた2回戦突破へ指揮官は自信ありげだった。

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2012年12月29日のニュース