白鵬初の３場所連続Ｖ逸悔しい…ライバル昇進は歓迎

支度部屋で悔しさをにじませる白鵬

大相撲秋場所千秋楽

（9月23日 両国国技館）
　３場所連続で優勝を逃した白鵬は、ショックを隠せなかった。支度部屋に日馬富士の優勝インタビューが大音量で響くと、不機嫌そうに唇をとがらせた。いつもはマゲを整えている間、必ずゼリー飲料と水を飲むが、この日は一切口にしなかった。

　３場所連続Ｖ逸は、横綱昇進後初めての屈辱。報道陣に囲まれても言葉少な。“力を出し切ったか”の問いに「悔いはない」と短く答えた。表彰式の最中に支度部屋を後にし、ようやく普段のように話し始めたのは国技館の駐車場へ向かう通路。日馬富士に対し「体は小さいけど気持ちは大きいから」と称えた。そして、「いいライバル。肩を並べる者ができた」と昇進を歓迎しながらも「（自分は）半年も優勝がないからね。頑張ります」と九州場所での賜杯奪還を誓った。