首位松山4差独走態勢も「日本の中でトップでも…」

[ 2012年8月23日 06:00 ]

ティーショットを打つ松山英樹

 ゴルフの日本学生選手権は22日、埼玉・狭山GC(7134ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、松山英樹(東北福祉大3年)が単独首位に立った。連覇を狙う松山は5バーディー、1ボギーの68とスコアを伸ばして通算10アンダー。早くも2位に4打差をつけて独走態勢に入った。日本女子学生選手権(6247ヤード、パー72)は第1ラウンドを行い、荒木美友(大手前大4年)が5アンダーの67で首位に立った。

 万全の首位キープとはいえ、「パターが入らない。きのうよりひどい」と松山は浮かない表情だった。前半からなかなかチャンスを生かせず、悪い流れがティーショットにも伝染。一打ごとにうなだれ、首をひねった。

 ようやくリズムを取り戻したのは2バーディーを奪った上がり3ホール。特に551ヤードの18番パー5では、残り230ヤードから5Iで5メートルに2オン成功。余裕のバーディーで締めくくった。

 目標スコアの通算20アンダーに向けて、2日間で10アンダーとここまでは計算通り。それでも「海外の選手と比べたら、自分ももっと伸ばしてなきゃいけない」と口をつくのは反省の弁ばかり。「この調子だから全米アマは予選落ちした。日本の中でトップでも…」と目指すところは連覇よりもさらに高いところにある。

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2012年8月23日のニュース