磯川は2回戦負け「世界大会はこれが最後」

[ 2012年8月13日 06:00 ]

レスリング男子96キロ級2回戦で豪快に投げられる磯川孝生(左)

ロンドン五輪レスリング男子フリースタイル96キロ級

 世界で苦戦が続く重量級の「意地を見せたい」と臨んだ磯川だが、2回戦で姿を消した。ムサエフ(キルギス)に指をつかまれ、流れをつかめず0―2。相手の反則にも「突破口を見いだせなかった」と潔く振り返った。

 北京五輪予選前に96キロ級にアップ。「最初は大人と子供」と力差に苦しみ、国内ではグレコの選手にフリーの試合で負ける屈辱も味わった。だが、「現実を知ったから慢心せずにやってこられた」。徳山大の総務部総務課の職員として学生をサポートしながら、初めてたどりついた五輪舞台に「ベストは尽くせた。世界大会はこれが最後。今はゆっくり休みたい」と淡々と語った。

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2012年8月13日のニュース