再入幕の舛ノ山　無敗キープ　馬力相撲で持病を克服

舛ノ山（左）は時天空を押し倒しで下し全勝を守った

大相撲夏場所４日目

（7月11日 愛知県体育館）
　２１歳の再入幕力士・舛ノ山が時天空に完勝し、無敗をキープした。

　立ち合いでのけたぐりを得意とする相手に対し「前に出ることだけを考えました」と約１８０キロの巨体を生かした馬力相撲で一気に突進して勝負を決めた。１０年九州場所で平成生まれ初の関取になったが、両足首の大ケガで出世が遅れた。肺が小さく、すぐに過呼吸になるハンデを抱えるが「速い相撲を取れば体力温存にもなる」と自らの相撲内容で克服することを誓った。