男子単で水谷8強入り 福原組、藤井組も準々決勝へ

[ 2012年2月29日 18:13 ]

男子シングルスでベスト8入りを果たした水谷隼

 卓球のアジア選手権第7日は2月29日、マカオで行われ、ロンドン五輪代表の水谷隼(明大)が男子シングルス3回戦で台湾選手、4回戦で韓国選手を下し、ベスト8入りを果たした。メダルを懸けた1日の準々決勝で世界ランキング5位の許キン(中国)と対戦する。

 4回戦で丹羽孝希(青森山田高)は世界ランク1位の馬龍(中国)に1―4、松平健太(早大)は世界3位の王皓(中国)に2―4で屈し、五輪代表の岸川聖也(スヴェンソン)も敗退した。張一博(東京アート)は3回戦で敗れた。

 女子ダブルスの福原愛(ANA)平野早矢香(ミキハウス)組と藤井寛子、若宮三紗子組(日本生命)はいずれも初戦の2回戦と3回戦を勝ち、準々決勝に進出した。

 ▼水谷隼の話 4回戦はこれまでに一度も勝ったことのない韓国選手だったが、相手のフォアを恐れずに攻められたのが勝因だと思う。いい内容の試合で満足している。

 ▼丹羽孝希の話 あんなに強い相手とは初めてやった。自分から攻めた時はいい展開になるが、サーブを散らされて対応できなかった。レシーブの技術をもっと磨きたい。

 ▼福原愛の話 平野さんとのペアも久々だけど、徐々に慣れてきた。五輪の団体戦につながるプレーを心掛けている。準々決勝の対戦相手にはこの前、石川選手とのペアで負けているので勝ちたい。

 ▼平野早矢香の話 まだ相手のレベルが高くなかったので、明日への準備と思ってプレーした。私が緩急をつけてチャンスをつくるのが自分たちの形。力を出し切ってメダルを取りたい。

 ▼岸川聖也の話 4回戦の韓国選手は両ハンドとも強く、細かい技術で対応しようと思ったが駄目だった。ラリーでもっと点を取れれば、違った展開になっていた。

 ▼松平健太の話 第1ゲームを取ったことで相手も余裕がなくなり、自分のプレーが通用した。第4ゲームを取って3―1となっていたら…。今大会は男子ダブルスもメダルが取れなかったので、悔いが残る。(共同)

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2012年2月29日のニュース