震災特例認めず…集団転校10選手、6カ月間大会参加NO

[ 2012年2月29日 06:00 ]

 愛知県高等学校体育連盟(高体連)は28日、東日本大震災の影響などによるチームの混乱を理由に駅伝強豪校の宮城・仙台育英高陸上部の特待生ら1、2年生の男女10人が、豊川高(愛知)に集団で転校することに対し、震災の特例として認めず、規定通り6カ月間は高体連主催大会への参加を認めないと発表した。

 一家転住など特段の理由がなく、昨年12月の全国高校駅伝に仙台育英高が出場したことなどを重視。愛知県高体連の川原三男理事長は「震災による緊急避難に当たらないということ」と理由を語った。今夏の全国高校総体などには出場できないが、11月の全国高校駅伝の愛知県予選には出られる。

 全国高体連は有力選手の移籍などを防ぐため、規定で原則として転校後6カ月未満の生徒の大会参加を認めていない。震災に伴う転校には弾力的に運用しており、今回のケースが該当するかが焦点となっていた。

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2012年2月29日のニュース