故田子ノ浦親方の通夜 碧山「涙しか出ない」

[ 2012年2月15日 21:15 ]

田子ノ浦親方の遺体を乗せた車に哀悼の意を示す日本相撲協会の北の湖理事長(右端)ら

 13日に虚血性心不全のため46歳の若さで急死した大相撲の田子ノ浦親方(元幕内久島海、本名久嶋啓太)の通夜が15日、東京都台東区の寛永寺輪王殿で営まれ、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)や大関稀勢の里ら約500人が参列し、故人をしのんだ。

 通夜は、所属した出羽海一門葬として行われ、北の湖理事長は「心からお悔やみ申し上げた。現役時代から誠意を持って努力していた。弟子たちは師匠のために頑張ってほしい」と神妙な面持ちで悼んだ。部屋第一号の関取でブルガリア出身の幕内碧山は「顔を見れば涙しか出ない。日本語も相撲も全部教えてもらった。親方のために何としても頑張る」と目を潤ませて話した。

 通夜の前には、遺体を乗せた車が両国国技館に立ち寄り、協会職員らが手を合わせて見送った。

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