強さ別次元!高梨初V 世界見据え今春インター進学

[ 2012年2月6日 06:00 ]

表彰台の上で笑顔を浮かべた高梨

NHK杯ジャンプ大会

(2月5日 札幌市大倉山=HS134メートル、K点120メートル)
 女子はW杯2位の実績がある15歳の高梨沙羅(北海道・上川中)が合計228・8点の圧勝で初優勝した。全日本選手権ラージヒル(LH)を兼ねた男子は33歳の吉岡和也(土屋ホーム)が136・5メートル、130メートルの合計272・2点で2年連続4度目の優勝を果たした。全日本LHは6年ぶり3度目の制覇。

 高梨は、別次元の強さを見せつけた。W杯で日本女子として初の表彰台となる2位やユース五輪で金メダルを獲得するなど成長著しい高梨は「納得できない部分がある」と浮かれた様子を見せなかった。

 1回目は他の全選手が90メートルにも届かない中でK点付近まで伸ばす116・5メートル。2回目には「少し空中で(スキーの)板がばたついた」と反省しながらも最長不倒の127メートルをマーク。「今の日本は元気がないので、私のジャンプで少しでも元気になればうれしい」と話した。

 現在中学3年生。今春からはグレース・マウンテン・インターナショナルスクール(北海道旭川市)に進学する。「何が自分に必要か考えた。自宅から通えるし、英語もジャンプも上達できる」と説明した。語学にも磨きをかけて世界との勝負に挑む。

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