貴乃花親方に内助の功 景子夫人がチケット“売り子”

[ 2012年2月6日 06:00 ]

前売り受け付けを務めたおかみの花田景子さん(右)と様子を見守る貴乃花親方

 内助の功で春場所を盛り上げる!!大相撲春場所(3月11日初日、大阪府立体育会館)の前売りチケットの電話受け付けが5日スタートした。同場所の担当部長に就任した貴乃花親方(元横綱=スポニチ本紙評論家)の夫人・花田景子さんも大阪市の同会館内にある先発事務所に駆けつけ、自ら受話器を取ってサポート。「できる限り応援したい」と夫唱婦随で売り上げアップを目指す。

 春場所を「15日間満員御礼」にすべく、奮闘中の貴乃花親方に強力な援軍が現れた。この日、前売りチケットの電話受け付け開始に合わせ、景子夫人が陣中見舞いに訪れ、さらに電話応対まで買って出た。例年、先発事務所では、問い合わせが殺到する受け付け初日と2日目に臨時の“コールセンター”を設置する。電話30台と係員約40人の“陣容”は一昨年までと同じ。だが、今年は係員の一人として元フジテレビアナウンサーの夫人が美声を響かせた。

 「(貴乃花)親方が地方場所の担当部長を務めるのは初めてです。親方は地方のそれぞれに思い入れを持っていますが、大阪は初土俵を踏んだ場所。それに2年ぶりの開催となりますから、私もできる限り応援したいと思っています」

 貴乃花部屋では1月の初場所の時に「初場所らしく着物で(観戦に)行きませんか?」と関係者に呼びかけ、和装での観戦イベントを実施。その際も夫人が積極的にサポートし女性44人、男性7人の観戦者が集まったという。貴乃花親方は、春場所でも観戦客のアップを目指して和装の観戦者に特典をつけるアイデアを披露しており、相撲協会のイベントとして実現すれば夫人も支援を惜しまない構えだ。

 貴乃花親方の陣頭指揮のもと、実務処理にあたる二十山親方(元小結・栃乃花)は既に“貴乃花効果”を実感している。「発売開始前から購入可能となる時期や方法の問い合わせが一昨年より多かったと思います。貴乃花親方にいろいろ動いてもらっているので、お客様の反応が早いですね」。目標のチケット売り上げへまずは上々の滑り出し。心強い内助の功を得ながら、新任担当部長は精力的に動き続ける。

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2012年2月6日のニュース