延岡学園が初V!史上5校目の高校3冠

[ 2011年12月30日 06:00 ]

初優勝し、高校3冠を達成して喜ぶ延岡学園の選手たち

 バスケットボール全国高校選抜優勝大会最終日は29日、東京体育館で行われ、男子決勝は延岡学園(宮崎)が尽誠学園(香川)を88―55で下して初優勝した。全国高校総体、宮崎県選抜として出場した国体と合わせ、男子では史上5校目の高校3冠となった。延岡学園は速攻やエースのベンドラメらの3点シュートで、前半で43―22と大きくリード。後半はセネガル人留学生のジョフにボールを集め、同じく初制覇を狙った尽誠学園に圧勝した。3位決定戦は沼津中央(静岡)が福岡大大濠を90―56で破った。

 延岡学園が圧倒的な強さで田臥勇太(現リンク栃木)を擁した98年の能代工以来の3冠を達成した。ゾーン守備で圧力をかけ、スチールから速攻で得点を重ねて前半で21点差をつけて勝負を決めた。センターには代々セネガル人留学生を獲得してきたが、彼らだけに頼るチームではなかった。かつて小林(宮崎)の男女を全国常連に育てた北郷監督は「歴代の中でも技術、知性、練習での真面目という点で抜きんでていた」と満足顔。父親がブラジル人のエース、ベンドラメも「夢だった」と声を弾ませた。

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2011年12月30日のニュース