「100回に1回の失敗」だった福島 最後の4人目で通過

[ 2011年9月1日 12:46 ]

女子200メートル予選のレース後、声援に応える準決勝進出の福島千里

陸上世界選手権第6日 女子200メートル予選

(9月1日 韓国・大邱)
 100メートルに続いての準決勝進出。五輪、世界選手権を通じて日本選手初の快挙を成し遂げた福島は「ぎりぎりセーフでした」とレースを振り返った。

 「50メートルまで全然スムーズにいけなかった。100回に1回あるかないか」という失敗で、得意の序盤でスピードに乗り切れなかった。直線でも伸びずに23秒25で1組5着。自動的に進出できる4着には入れなかったが、後続の組の記録は意外に伸びず、タイム順で最後の4番目で拾われた。

 指導する中村監督は福島の200メートルを「あんなにきれいにコーナリングできる選手は世界でもいない。本当に世界と勝負できるのは100より200かも」と言う。

 福島は「このチャンスを逃すわけにはいかない。準決勝では相手の力を借りて自分(のスピード)を伸ばしたい」と次の舞台を見据えた。(共同)

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