大雪でドームの屋根崩壊!NFL試合中止に

[ 2010年12月14日 06:00 ]

雪の重みで屋根がつぶれたモールオブアメリカフィールド

 バイキングスの本拠地モールオブアメリカフィールド(旧称メトロドーム)が、ミネアポリスを襲った大雪のために屋根が押しつぶされて崩壊。試合は13日に場所をデトロイトに移して行われることになった。崩壊したのは試合開始7時間前の12日午前5時。一方ペイトリオッツは同じく大雪となった敵地シカゴでベアーズを下し、5連勝でプレーオフ進出に一番乗り。昨季の覇者セインツは6連勝を飾った。

 東京ドームのモデルになったメトロドーム(旧称)の屋根が雪の重みでつぶれるアクシデントが発生した。

 米中西部は10日から大荒れで、気温マイナス3度となったドーム周辺では60センチの積雪。フッ素加工を施したガラス繊維製の屋根を支えるには空気圧が不足していた。低くなった屋根には穴が開き、人工芝のフィールドには雪が吹き込んで試合は中止。NFLは、地元バイキングスとジャイアンツの試合を東へ870キロ離れたデトロイトに移すことを決めた。

 82年に完成した同ドームの屋根が壊れたのは4度目だが、試合中止は大リーグのツインズ―エンゼルス戦(83年4月14日)以来、これが2度目。しかし右肩を負傷して出場が微妙だったバ軍QBファーブにとっては貴重な休養日で、フレイジャー監督代行は「1日でも多く休めたのは大きい」と、297試合連続で先発を続ける41歳の司令塔の体調を気遣っていた。

 ≪ジャイアンツは足止め→デトロイトへ≫バ軍と対戦予定だったジャイアンツは大雪の影響でカンザスシティーで足止め中。中止の一報を受けてデトロイトへ移動する手はずを整えた。デトロイトのフォード・フィールドでは12日にライオンズ対パッカーズの試合が行われており、2日連続の試合開催。12日のチケット保有者は、全席自由となる13日の試合も観戦できる。

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2010年12月14日のニュース