常翔啓光学園 国定が復調に自信

[ 2009年1月5日 06:00 ]

準決勝を前に練習にも気合の入る常翔啓光・国定(右)

 第88回全国高校ラグビー大会は5日、東大阪市の花園ラグビー場で準決勝が行われる。Aシードの常翔啓光学園(大阪第1)は、高校日本代表のWTB国定周央(3年)を中心に2連覇を狙うBシードの東福岡(福岡)と対戦。ノーシードから勝ち上がった京都成章(京都)は、堅い防御を武器にAシードの御所工・実(奈良)に挑戦する。

【第88回全国高校ラグビー大会


 今大会、常翔啓光学園・杉本監督から「自分1人でトライを取ろうとし過ぎる」と苦言を呈されていたWTB国定が、準々決勝の大分舞鶴戦で花園初トライ。東福岡戦を前に「マークされるのは分かっているけれど問題ない」と復調に自信を見せた。2、3回戦は封印していた髪の襟足の一部を三つ編みにする験担ぎも、準々決勝から復活。日本代表WTBを父に持つエースは「(準決勝も)もちろん、やりますよ」と笑顔を見せた。

 <京都成章 捻挫の楢崎は出場に前向き>ノーシードのため、4強で唯一、中1日で4試合を戦っているが、元気いっぱいだ。試合の疲れを考慮して4日は午後練習だけの予定だったが、選手の希望で急きょ、奈良市内で朝から3時間の練習を行った。準々決勝の佐賀工戦で右足首を捻挫したSO楢崎は欠席。それでも、湯浅監督は「トレーナーと本人と相談してからですが」と前置きしながら出場に前向きだった。

続きを表示

2009年1月5日のニュース