野口、尾方らマラソン五輪代表が会見

[ 2008年3月26日 18:17 ]

記者会見後、笑顔でポーズをとる北京五輪女子マラソン代表の(左から)中村友梨香、土佐礼子、野口みずきの各選手

 北京五輪マラソン日本代表の男女6選手が26日、東京都北区のナショナルトレーニングセンターで記者会見し、女子で2連覇を目指す野口みずき(シスメックス)は「緊張感が出てきた。チームとしてやれるのは心強い。一丸で頑張りたい」と意欲を新たにした。

 全員がそろうのは今回が最初で最後。25日から日本陸連が長距離・マラソン研修会を実施したのに合わせて集合した。研修会では暑さへの対応策が示され、女子の中村友梨香(天満屋)は「効率のいい水分の取り方を練習からやりたい」と語った。
 北京の大気汚染の懸念が広がっているが、女子の土佐礼子(三井住友海上)は「条件は同じ。そうでもないと思うようにしたい」と受け止めた。
 4月20日には五輪コースを使ったテスト大会がある。土佐とともに参加予定の男子の尾方剛、佐藤敦之(ともに中国電力)大崎悟史(NTT西日本)は「路面の硬さをみたい」と口をそろえた。

 ≪野口は仙台ハーフ出場≫北京五輪マラソン代表で女子の野口は4月上旬に熊本で合宿に入り、5月11日の仙台国際ハーフマラソンに出場する。4月20日の北京でのテスト大会には女子の土佐と男子の尾方、佐藤、大崎の3選手が参加。土佐はそれ以外は大会に出場せず、5月以降は米コロラド州ボールダーや中国・昆明で走り込む。
 春にトラックでスピードを磨く計画を固めているのが女子の中村と男子の尾方、大崎。ともに4月27日の兵庫リレーカーニバル(神戸)の一万メートルなどを走る。中村はこの日の記者会見後、米ニューメキシコ州アルバカーキでの高地合宿に向かった。

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2008年3月26日のニュース