大勇武が新十両に 若荒雄ら再十両

[ 2008年3月26日 09:44 ]

芝田山親方(左)と並ぶ新十両の大勇武

 日本相撲協会は26日、大阪府立体育会館で大相撲夏場所(5月11日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士4人を発表した。新十両はモンゴル出身の大勇武(24)=本名ダワードルジ・オンドラハ、芝田山部屋=だけで、元横綱大乃国の芝田山親方が1999年6月に部屋を創設してから初の関取誕生。また外国出身関取は史上最多の22人となる。

 再十両は武州山(31)=本名山内隆志、青森県出身、武蔵川部屋=、若荒雄(24)=本名八木ケ谷匡也、千葉県出身、阿武松部屋=、元幕内の安壮富士(32)=本名杉野森清寿、青森県出身、伊勢ケ浜部屋=の3人。元幕内の駿傑、元十両の琴乃峰、一の谷、雷光ら13人の引退も発表された。

 ≪大勇武「幕内を目指したい」≫2001年春場所の初土俵から7年で新十両を決めたモンゴル出身の大勇武は26日、大阪市東住吉区の芝田山部屋宿舎で記者会見し「これからだと思います。入ったころ、慣れるまでがきつかった」とほおを赤くして話した。師匠の芝田山親方(元横綱大乃国)には1999年6月に部屋を興して以来、初の関取で「うちの部屋から関取は出ないと思っていた」と感無量の様子。大勇武は「まずは幕内を目指したい」と今後の目標を掲げた。

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2008年3月26日のニュース