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小泉進次郎氏 所見発表演説で“身の上話”「今年、初めて母に会いに行きました。会ってよかったと…」

[ 2024年9月12日 14:10 ]

小泉進次郎氏
Photo By スポニチ

 岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選が12日に告示され、過去最多の9氏が27日投開票に向けた15日間の選挙戦がスタートした。

 この日は、党本部で所見発表演説会が行われ、小泉進次郎元環境相(43)は、演説の中で自身の“身の上”話を展開した。

 ブルーのネクタイで登壇した小泉氏は「両親が幼い頃に離婚し、中学2年生までそのことを知らず、母親だと思っていた人はおばでした。兄と2人兄弟だと思っていたら弟がいると告げられたのはその時でした」と切り出し、「大学生になり、初めて名字が違う弟と会いました。親父とそっくりでびっくりしました。一瞬でそれまでの距離と空白が埋まりました。ただそれでも私を生んでくれた母には会う気にはなれなかった。会ったら母親代わりとして育ててくれたおばを裏切ることになると思った」と心情を明かした。

 そのうえで「そんな思いに変化が生まれたのは、そのきっかけは私自身が子供を持つ親になったことでした。今年、初めて母に会いに行きました。詳しくは控えますが、会ってよかったと思っています。43年間会うことなく名字も違う。それでも家族は家族。私はそんな人生を歩んできたから誰もが自分らしい生き方ができる。国民の皆さん一人一人の多様な人生に選択肢を広げる政治家として生きていきます。そして寛容で包容力ある保守政党・自民党を皆さんとつくりたい」と訴えた。

 そして、「私は足りないところはいっぱいあります。1人で何でもできるタイプでもありません。しかし次世代に間に合わせるために全体重を乗っけてすべてをかけて圧倒的なスピードで積年の課題に決着をつける覚悟は誰よりもあります。私は最高のチームをつくります。チームで改革を進めていきます」とアピールした。

 9氏の届け出順は、高市早苗経済安保相(63)、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)。

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