安倍元首相1周忌 昭恵夫人号泣あいさつ「昨年のことを思うと朝から涙が止まりません。申し訳ありません」
安倍晋三元首相が参院選の応援演説中に銃撃されて死去してから1年の8日、昭恵夫人が都内で行われた「安倍晋三元首相の志を継承する集い」に出席し、涙ながらに遺族としてのコメントを述べた。
「今日は一周忌にあたり、呼びかけ人の皆さまにこのような素晴らしい会を開いていただき、本当にありがとうございます。全国各地から大勢の皆さまにご出席をいただき、そしてこの会を開いていただくにあたり、多くの皆さまにご尽力をいただき、この会場のどこかでおそらく主人は喜んでみなさんに感謝していることと思います」としゃくりあげながら頭を下げた。
「昨年の今日のことを思い出すと、本当に朝から涙が止まらなくなって、申し訳ございません。朝、普通に一緒に食事をして、『行ってきます』と出かけていって、その後、午前11時半ごろに秘書の人から『撃たれた』という電話が入り、本当に驚きましたけれども、その後まさか亡くなると思っていなかったので、主人の下着や私の着替えなどを急いで支度をして奈良に向かいました。結局、着いたのが5時少し前でした。先生方のお話をうかがって、ああこれはもうだめなんだなというふうに思いましたけれども、最期、主人の手を握ると、気のせいかもしれないんですけど、握り返してくれたような気がしました。そしてその時の主人の顔はとても安らかで笑顔でした」と涙声で昨年のこの日を振り返った。
昨年7月12日に東京・増上寺で営まれた葬儀でも、喪主あいさつで「まだ夢を見ているようです。政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごし種をいっぱいまいた。それが芽吹くことでしょう」と涙ながらに話していた。9月の国葬では、夫の遺骨を抱え、友人代表の菅義偉前首相の弔辞を聞き、涙をこぼしていた。
1987年6月に結婚。政界きってのおしどり夫婦といわれることも多かったが、近年は離婚の噂も流れたこともあった。だが、森友学園のスキャンダルやそのほかの場面でも天真爛漫な行動が批判を浴びることがあった昭惠夫人をかばってくれた元首相への愛情と感謝は大きかったようだ。
最近の昭恵夫人は、安倍元首相の後継として衆院山口4区の補欠選挙で当選した吉田真次氏の後援会長に就任。同選挙区は、衆院小選挙区定数「10増10減」に伴い、同区は新山口3区として再編されるが、昭恵夫人はこの新3区に吉田氏の出馬を望む発言をするなどして、党内を慌てさせる場面もあった。だが、結局、支部長には林芳正外相が選ばれている。












