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サンフランシスコ動物園で40歳のペンギンが死去 世界最高齢の部類に入る長寿記録にピリオド

[ 2022年7月7日 14:48 ]

 南米の太平洋岸と大西洋岸に生息しているマゼランペンギンで、1984年に米サンフランシスコ動物園に連れてこられた53羽の中の最後の1羽となっていたオスが6日に死亡。故マイケル・ジャクソン氏主演でディズニーランドなどで利用された3D立体映画アトラクションの名前に合わせて「キャプテンEO」と名付けられたこの1羽の年齢は40歳で、世界で飼育されている全ペンギンの中で最高齢の部類に入る長寿だった。

 マゼランペンギンの全長は60センチほどで体重は6・4キロほど。平均的な寿命は野生で12~25年、飼育下で20~30年と言われていた。AP通信によれば、「キャプテンEO」には26羽の子ども、31羽の孫、8羽のひ孫がいるが、晩年は視力と聴力を失い、エサを与えることも難しい状態だったとされている。

 なお同動物園で鳥類を担当しているクイン・ブラウンさんによれば「キャプテンEO」は若いころからほとんど悪ふざけはせず、エサの時間になると順番を後ろで座って待つなど、おとなしい性格だったとしている。

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2022年7月7日のニュース