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バルセロナ“過剰戦力”となったCB陣で生き残るのは…悩める現状をスペイン紙が報じる

[ 2023年7月14日 18:10 ]

6月6日の神戸との親善試合にもフル出場したバルセロナDFエリック・ガルシア(左から2人目)だったが…(AP)
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 スペイン紙スポルト(電子版)が14日、“過剰戦力”となっているバルセロナのセンターバック(CB)陣についての状況を説明。今夏の移籍市場での動きを予想した。

 シャビ監督率いるバルセロナCB陣には現在、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFクリステンセン、スペイン代表DFイニゴ・マルティネス、フランス代表DFクンデ、フランス代表DFラングレ、スペイン代表DFエリック・ガルシアの6人が在籍。同紙では「現在でも厳しい経済状況の影響により人員を整理する必要がある」と報道。

 6人については「アラウホ、クリステンセン、イニゴ・マルティネスについては疑いの余地はない。ウルグアイ人はシャビ監督にとって最も大事なピースで、デンマーク人も昨季の活躍で能力を示した。それにバスク人(マルティネス)はまだチームに来たばかりだ」と、上記3人のチーム残留に“太鼓判”を押した。

 主力のDFクンデには「能力に疑いの余地はないが、移籍しないとは言い切れない」と含み。昨季は右サイドバック(SB)としてプレーすることの多かったクンデが新シーズンではCBでのプレーを熱望していることに触れ、チームの右SB事情として「クラブはDFカンセロ(マンチェスターC)を獲得候補の筆頭として、スペシャリストを探しているが、今のところこのポジションにはMFセルジ・ロベルトと米国代表DFデスト、メキシコ代表DFユリアン・アラウホ(バルセロナB)しかいない」と説明。そのため「もし今日から公式戦が始まるとしたらクンデは右SBとして起用されるだろう」とし、クラブへの“不満”を募らせる危険性を指摘した。

 さらにDFラングレについては「クラブは明確に売却したがっているが、トットナムとの交渉は行き詰っている。バルセロナは移籍金1500万ドル(約20億7000万円)を要求しているが、トットナムが提示した移籍金はそれよりもずっと低いものだった」と報道。移籍へ向け交渉が難航しそうな状況を説明した。

 残るDFエリック・ガルシアについては「クンデが主力CBとしてプレーした場合、彼はチーム5番目のCBとなる。DFマルコス・アロンソやMFフレンキー・デヨングがCBとして機能することや、DFシャディ・リヤドのような選手が下部組織から伸びてくることを考慮すると、期限付き移籍を検討するのが上策だろう」と、チームに残留しても厳しい立場に置かれる可能性があると案じていた。

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