×

追い続けていた五輪メダルが手に…沢「本当にうれしい」

[ 2012年8月7日 03:19 ]

フランスを破って決勝進出を決め、両手を挙げて喜ぶ沢

ロンドン五輪サッカー女子準決勝 日本2―1フランス

(8月6日 ロンドン)
 声が震えていた。その目は少し潤んでいた。初出場だった92年アトランタ五輪から思い続けてきたメダルについに手が届いた。「ずっと目標してきたメダルを確定できて、本当にうれしい」。なでしこジャパンをW杯女王に導いたエース沢にとっても五輪でのメダル獲得は悲願。その喜びをしみじみとかみしめた。

 「厳しい戦いだったけど、諦めず走り続けてきた結果」。そう振り返ったように終盤はフランスの怒とうの攻撃。苦しい戦いの中でイレブンを支えたのは、昨年の北京五輪で4位に終わった悔しさから強くなったメダルへの思い。相手がPKを外す幸運も味方して、なでしこが、ついに決勝へとたどり着いた。

 しかし、ここが終着点ではない。「勝って両親に一番いい色をメダルを掛けてあげたい。中2日しかないけど、いい準備をして、しっかり頑張りたい」と沢。自ら“集大成”と位置付ける大会で、これまで誰も成しえなかったW杯と五輪の2冠に挑む。

続きを表示

この記事のフォト

2012年8月7日のニュース