尾崎ガックリ19位「じわじわダメージ受けた」

[ 2012年8月6日 06:00 ]

19位でゴールした尾崎はガックリ

ロンドン五輪陸上

 女子マラソンは雨が降る厳しい条件の中で行われ、エース格の尾崎好美(31=第一生命)が2時間27分43秒で19位に終わった。木崎良子(27=ダイハツ)は日本人最高位の16位、重友梨佐(24=天満屋)は79位だった。ティキ・ゲラナ(エチオピア)が2時間23分7秒で優勝し、00年シドニー五輪の高橋尚子の五輪記録を更新。日本勢は92年バルセロナ五輪から04年アテネ五輪まで4大会連続でメダルを獲得していたが、これで2大会連続で表彰台を逃した。

 優勝したティキ・ゲラナから遅れること4分36秒、尾崎がようやくゴールに戻ってきた。09年ベルリン世界選手権で銀メダルを獲得し、エース格と見られながら19位に沈没。「アップダウンで、じわじわダメージを受けた。今までで一番厳しいコースだった」と肩を落とした。

 惨敗だった。メダル争いの歓声から遠く離れ、2大会連続で入賞にも手が届かなかった。レース開始40分前に雷雨となる悪天候下でのスタート。水たまりの中を走り抜ける序盤はスローペースで進み、15キロ時点では尾崎や重友も先頭集団を引っ張った。だが、24キロを過ぎるとケニア、エチオピアのアフリカ勢がペースアップ。直前に遅れ始めていた日本勢は、一気に離されていった。

 何とか食らいつこうと必死だった尾崎も差は広がるばかりで、「もともとのスピードがもう少しないと厳しい」と嘆いた。第一生命の山下佐知子コーチは「戦略は間違っていない。力不足。地力低下していることに尽きる」と振り返った。最後は木崎にもかわされ、日本人トップも明け渡した。

 執念でつかんだ夢舞台だった。代表内定を狙った昨年の世界選手権で18位に沈み、国内選考会第1弾の横浜国際でも惨敗。3度目の選考会チャレンジとなった3月の名古屋ウィメンズでようやく初切符を獲得した。

 神奈川・相洋高時代は全国的には無名。第一生命に入社しても初マラソンまで8年かかった苦労人。じっくり力をつけてきたが、現実は厳しかった。レース後には「このままでは終わりたくない」と話した。ただ世界との差を埋めるには、高いハードルを越えなければならない。

続きを表示

「ロッチ・中岡創一のホッケー講座」特集記事

「女子アイスホッケー代表 スマイルジャパン」特集記事

2012年8月6日のニュース