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乾・小林組、はつらつ演技でTR「指定席」5位

[ 2012年8月6日 06:00 ]

TR5位発進の乾(手前)、小林組

ロンドン五輪シンクロ

 デュエットのテクニカルルーティン(TR)を行い、乾友紀子、小林千紗組(井村シンクロク)は93・200点で5位だった。イーシェンコ、ロマシナ組(ロシア)が98・200点でトップに立った。黄雪辰、劉鴎組(中国)が96・100点の2位、カルボネル、フエンテス組(スペイン)が96・000点で3位。予選のフリールーティン(FR)との合計点で上位12組が決勝に進む。決勝は再びFRを行い、TRとの合計点で優勝を争う。

 デュエットは前回の北京五輪でメダルを死守した種目。かつてのお家芸の誇りを懸けた戦いが始まった。テクニカルルーティン(TR)の乾、小林組は、はつらつとした演技でまずは「指定席」の5位で発進した。

 モーツァルトの「魔笛」に乗せ、憎しみを表現する演技を力いっぱい披露した。中盤には観客から手拍子も湧き起こる中、切れのある小刻みな脚技で大歓声を浴びた。

 乾が左足首を捻挫し、4月の五輪世界最終予選は小林、酒井(東京シンクロク)のコンビで出場権を得た。乾のケガが癒え、起用が決まったのは5月。本番直前も練習量をほとんど落とさず、急ピッチで仕上げてきた。乾は「小さいころから夢だった舞台で泳げる幸せを感じた」を充実感をにじませ、小林は「五輪予選より点数が上がったので、やってきたことは間違っていなかった」と手応えを口にした。

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2012年8月6日のニュース