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劉翔「もし走れば腱が危なかった」

[ 2008年8月20日 06:00 ]

 【北京五輪 陸上】18日の男子百十メートル障害1次予選のスタート直前に右アキレス腱を痛めて棄権した中国の国民的英雄、劉翔(25)が19日の中国中央テレビで「申し訳なく思う。頑張ろうと思ったが、できなかった。必ず復帰する」と話した。レース後に話したのは初めてで「ウオーミングアップからおかしかった。足が持ちこたえられないと分かっていた。ジョギングするだけで痛かった」と説明し、「2週間前には12秒9台で走れた。どうしてこうなったか分からない」と話した。

 突然の棄権には中国国内でも批判の声が上がったが「自分は簡単にやめるような人間ではない。もし走れば腱が危なかっただろう」と訴えた。ただ、劉翔の出場を見越して21日の決勝のチケットを9000元(約14万4000円)で購入した中国人も多数おり、棄権の波紋はまだ続きそうだ。

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2008年8月20日のニュース