×

銅締め競泳日本 ロンドンへ若手育成が急務

[ 2008年8月18日 06:00 ]

 【北京五輪 競泳】日本競泳陣の今大会の目標メダル数は過去3大会の平均である4個を上回る5個だった。結果は5個で、アテネ五輪の8個よりは下回ったものの、何とか目標をクリア。上野代表監督は「選手の頑張りは評価できる」と及第点を与えた。内訳では北島の金2つと男子メドレーリレー銅は計算通り。ランキングでメダル圏外だった中村と松田の健闘が光った。

 3人に共通するのは五輪経験者であったこと。北島と中村は前回メダリストであり、松田も05年世界選手権銀メダリストと大舞台で実績を残している。その経験を生かして、今回も自分の記録を更新した。
 逆に初出場で期待された入江、種田は自己ベストを更新できずにメダルを逃した。初出場選手が31人中23人と多かった今回の代表は「全体的にアテネより意識が下がった」(上野監督)と課題を残した。今後は北島ら中心メンバーがごっそり抜けることが予想され、若手の育成が急務だ。

続きを表示

2008年8月18日のニュース