【ボートレースコラム】石渡鉄兵 荒れ水面の申し子が一目置く“波乗り巧者”はこの4人だ

[ 2025年11月19日 04:30 ]

石渡鉄兵
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 今はつかの間の秋。晴れると風は穏やかで水面コンディションもいい。だが、あと半月もすると冬将軍が到来。風の影響を受けやすいレース場は強風が吹くと水面が悪化。必然的に波乗り巧者の出番が増える。

 荒れ水面の申し子と言えば難水面の江戸川で圧倒的な強さを誇る石渡鉄兵(50=東京)。「江戸川以外のレース場で10メートル以上の強風が吹いても自分にとっては、さざ波ですね」と涼しい顔で話す。

 荒れ水面のレースで舟券を持っているとハラハラして気が抜けないのだが、石渡なら安心して見ていられる。「波用のセッティングがある。江戸川だけではなく全国共通ですよ」。腕っ節の強さに加え、長年の経験で会得した調整方法が波を的確に乗りこなす礎になっている。

 波乗りがうまいと思う選手を聞いてみた。「地元では(佐藤)大佑、(渡辺)雄朗。福来(剛)も強い。大佑が直線でかぶれないと厳しい水面です。他地区では山口達也が波の天才。波を叩きつぶすように握れますよね」と江戸川通算26V(うちG13、G21)の石渡は、この4人に一目置いている。

 特にチルト2度の乗りやすくない伸び仕様で荒れ水面を乗る佐藤大佑は凄い。時に勢い余って転覆することもあるが、臆することなくハートが強い。

 石渡はこの後、25日に開幕するチャレンジCに出走。4月にG1を制した福岡が舞台で期待は膨らむ。「結果が出ているし楽しみ。1Mに出るウネリは大きいけど、しっかり対応できる」と自信を示す。

 「A級になれなくて悔しがっていたけど(石渡)翔一郎が力をつけてきた。自分は何とかG1、SGで頑張れる限りは頑張りたい」。“江戸川鉄兵”は成長する愛息に刺激を受けて踏ん張り続ける。SG初制覇、そして初のグランプリ(12月16~21日、住之江)出場へ。全身全霊で挑む。

 ◇水田 公裕(みずた・きみひろ)1973年(昭48)5月10日生まれ、東京都出身の52歳。17日に桐生順平の3連覇で閉幕した戸田周年を取材。桐生の強さとともに予選&準優7戦オール3連対で優出した今泉友吾のうまさを再確認。予選は2、3着付けの舟券で少しもうけさせてもらった。

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