【徳山ボート SGオーシャンカップ】西山貴浩 7回目の挑戦で悲願のSG初V 賞金ランク4位に浮上

[ 2025年7月27日 20:10 ]

メダルを手に笑顔の西山貴浩
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 7回目の挑戦でやっとつかんだ。ボートレース徳山のSG「第30回オーシャンカップ」は27日、12Rで優勝戦が争われた。圧倒的な人気を背負った1号艇の西山貴浩(38=福岡)がトップスタートからのイン逃げで優勝。7回目のSG優勝戦進出にして、悲願の初タイトルを手に入れた。今年の賞金ランキングも4位に浮上。グランプリ出場を確実にした。2着に馬場貴也、3着に河合佑樹。2連単、3連単とも本命サイドで決着した。

 なお6日間の売り上げは142億5705万1600円で、目標の140億円を突破した。優勝戦自体の売り上げは、ナイター開催だった昨年大会を約2億円も上回る19億4454万2800円。大盛況で幕を閉じた。

 水陸両用のエンターテイナーが、ついにやってのけた。「どんなにしゃべっても足りないのはSGタイトル」と言っていた夢を実現してみせたのだ。優勝戦は宣言通りのトップスタート。イン先マイから逃げ切ってSG初V。両手を高らかに突き上げ、天を見上げながら装着場へと戻ってきた。

 「(中田)達也が最初に浮かびました。ポンコツ会と、(師匠である)川上(剛)さん、(原田)富士男さん、お世話になっている居酒屋さん。本当に全員に伝えたいです」

 数々の思いがあふれたが2022年11月、レース中の事故で亡くなった後輩の中田達也さんにもきっと届いた。

 誰からも愛される西山。実は妻の存在が一番大きかった。

 「今年は嫁さんにも無理を言って、好き勝手やらせてもらっている(飲みたい時に飲むなど)。その代わりに結果を出すから待っちょってくれって」

 一番喜んでいるのは間違いなく愛する妻だ。そして結果を出してみせた西山も最高にかっこいい。これで優勝賞金3700万円を獲得し、今年の獲得賞金ランキングは4位まで浮上した。

 「小、中、高とそんな順位を獲ったことはない。これまでグランプリは3回出させてもらっている。獲るならセカンドから行かないと、獲れないのは痛いほど分かった」

 まだまだ戦いは終わらない。31日から8月5日まで三国G1・72周年記念、来月26~31日には純地元の若松でSGメモリアルが待っている。

 「メモリアルに全てをかけていこうと思っていたけど、ちょっと力を抜いていけそう。変なレースは見せられないので、頑張りたいと思います」

 1個だけで終わるはずがない。本当の戦いはこれから始まる。目標は明確だろう。決してR―1グランプリを獲ることではない。年末のSGグランプリ(12月16~21日、住之江)制覇を目指して突き進むだけだ。

 ◇西山 貴浩(にしやま・たかひろ)1987年(昭62)5月15日生まれの38歳。福岡県北九州市出身。福岡支部所属。97期生として2005年11月18日、若松でデビュー。08年9月28日の若松で初優勝。20年9月28日、徳山ダイヤモンドカップでG1初優勝。今回のSG初V、G1の4Vを含む通算52V。同期は土屋智則、池永太、山口達也ら。1メートル69。血液型A。

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