【オールカマー】レーベンスティール万全態勢!3カ月ぶり実戦へ余力十分1F11秒3

[ 2024年9月20日 05:30 ]

併せで追い切るレーベンスティール(左)=撮影・村上 大輔
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 「第70回オールカマー」「第72回神戸新聞杯」の木曜追いが19日、東西トレセンで行われた。オールカマーで始動するレーベンスティールは美浦Wコースで最終リハ。6月エプソムC以来だが、久々を感じさせない軽快な脚さばきで万全の態勢をアピールした。

 レーベンスティールはWコースでホウオウカブキ(4歳3勝クラス)を1馬身追走。直線に向くと瞬時に加速し僚馬の内へ。促される相手に馬なりで馬体を並べて併入した。余力十分に6F80秒2~1F11秒3の好タイムをマーク。田中博師は「ある程度できている段階でもう一段、上昇を狙った。負荷はかけつつ走りのバランス、折り合いを確認したがしっかり反応していた」とジャッジした。

 前走エプソムCは復活を告げる完勝だった。59キロを背負いながら上がり最速タイ3F33秒7の脚で鮮やかな差し切り。昨年のセントライト記念V後の不振を脱した。前走後はノーザンファーム天栄で充電。休養を挟み心身ともパワーアップした。指揮官は「肩周りが凄く発達した印象。(帰厩後は)少し余裕のある馬体だったが、パンプアップした中で調教を重ねるにつれて引き締まってきている」と納得顔。メンタル面の進化も見逃せない。これまではレース前のイレ込みが目立っていたが「この馬の比較で言えば、少しずつ大人になっている。この追い切りでまた一段変わって競馬に行けたら」と力を込める。

 中山は3戦パーフェクト連対。田中博厩舎&ルメールのコンビは昨年のローシャムパークに続き連覇も懸かる。「もっと得意な条件はあると思うがG2を勝っている舞台なので苦手とは思わない。(今秋は)この一戦で終わりではないと思うので、いい競馬ができれば」と指揮官。さらなる飛躍を期すレーベンの秋が幕を開ける。

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