香港の歴史的名馬ゴールデンシックスティ引退発表 オーナー「忘れられない瞬間を与えてくれた」

[ 2024年9月13日 17:57 ]

ゴールデンシックスティ(C)The Hong Kong Jockey Club
Photo By 提供写真

 香港ジョッキークラブは13日、G1・10勝馬ゴールデンシックスティ(セン9=K・ルイ、父メダグリアドーロ)の引退を発表した。

 当初、ラストランになる可能性があった4月28日のチャンピオンズマイルで1番人気4着に敗れ、その後、現役続行プランが浮上。もう1シーズン走るのか、それとも引退か、動向が注目され、地元紙の星島日報は引退が決まったと今月5日に報じていた。

 オーナーのスタンレー・チャン氏は「ゴールデンシックスティは私と家族にとって単なる競走馬ではありません。仲間であり、友人であり、真のチャンピオンでした。彼のレースを見ることは私の人生で最も大きな喜びの一つ。彼の旅に関わってくれた全ての人、献身的なチーム、ファン、そして何よりも、私たちに忘れられない瞬間を与えてくれたゴールデンシックスティ自身に感謝したい」と愛馬をねぎらった。

 通算31戦26勝、獲得賞金1億6717万600香港ドル(約30億1910万円)は世界歴代最高額。香港マイル3勝、チャンピオンズマイル3連覇など偉業を成し遂げたスターホースがターフに別れを告げた。

 22日にシャティン競馬場で引退式が行われる。その後、いったんオーストラリアに出国してから来日し、北海道のノーザンファーム(苫小牧市のノーザンホースパーク)で余生を送る予定となっている。

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