【ボートレース】SG4V “エースのジョー”上滝和則が現役引退

[ 2024年8月9日 19:16 ]

現役を引退したことが分かった上滝和則

 “エースのジョー”の異名を取るSG4勝の実力派レーサーで、日本モーターボート選手会会長も務めた上滝和則(56=佐賀)が現役を引退していたことが9日、分かった。8日付で日本モーターボート競走会に登録消除願いを出し、受理された。

 浜村芳宏(引退)、烏野賢太、倉谷和信、川崎智幸ら逸材ぞろいの60期生として1987年5月16日、からつでデビューした上滝は96年ダービー(福岡)、98年グランドチャンピオン(宮島)、2004年オールスター(尼崎)、05年チャレンジカップ(芦屋)とSGを4勝。その全てが1コースからで、妥協なきコース取りは多くのファンから支持された。

 その後、11年3月に選手会副会長に電撃就任して以降の斡旋を辞退すると翌12年6月には選手会会長となり、22年6月まで務め上げた。その間、14年8月には地元からつのお盆レースに出走。20年5月の下関から会長兼任で戦列に復帰すると、22年1月の津で現役選手会長として初の優勝を飾った。なおラストランは7月3日の大村8Rで、フライングだった。

 ▼本紙評論家・中道善博氏 現役時代に戦ったことはあまりなかったですが、私の徳島支部の後輩だった烏野賢太と同期だったということで、一緒にゴルフをしたことを思い出します。選手会長をやりながら、レースしていたのには驚かされましたね。このたびは、お疲れさまでした。

 ◇上滝 和則(じょうたき・かずのり)1968年(昭43)5月20日生まれ、佐賀県出身の56歳。佐賀支部。通算成績は5455走1756勝、237優出85V(SG4V、G1は17V)。生涯獲得賞金17億1470万1102円。息子は佐賀支部のレーサー・上滝絢也。1メートル65、53キロ。血液型A。

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