【玉野競輪 開設73周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」決勝戦】松浦が捲って20回目のG3優勝

[ 2024年3月4日 04:30 ]

優勝した松浦悠士
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 玉野競輪のG3開設73周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」は3日に決勝戦が行われ、松浦悠士(33=広島)が23年7月小松島以来、通算20回目のG3優勝を決めた。2着は岩津裕介、3着は山口拳矢。なお、4日間の総売り上げは65億2470万5900円で目標の58億円を大幅に上回った。

 的確な判断と勝負強さが大一番でも光った。目標の取鳥が早めに巻き返した真杉と踏み合いになると、松浦はもつれたところを逃さず自力に転じて捲り、Vゴールを駆け抜けた。

 「取鳥君が真杉君を出させない先行をして、僕と岩津さんにチャンスが出た。間合いを取って(別線に)来られる前に行かなきゃと」

 勝負に対する厳しい姿勢と、適切な判断がVへつながった。これで今年は初Vとなった。「G3で満足はしてない。高いところや、いろいろな開催でV争いに参加できれば。G1、G2でしっかり絡むことが目標なので」。見据える先はビッグレース。勝ってかぶとの緒を締める。この先はG2ウィナーズカップ(21~24日、取手)、G1日本選手権(4月30日~5月5日、平)と続く。「自力はまだ納得してないので、体をつくりながら、しっかりダービーに向けて追い込んでいきたい」。G3Vで勢いに乗る王者が、今後も強い走りを見せていく。

 ◆次走 優勝した松浦悠士と3着の山口拳矢は取手G2ウィナーズカップ(21~24日)、2着の岩津裕介は別府F1(11~13日)。

 ◇松浦 悠士(まつうら・ゆうじ)1990年(平2)11月21日生まれ。広島県出身の33歳。98期。10年7月熊本でデビュー。19年11月競輪祭でG1初V。23年KEIRINグランプリ優勝。通算優勝は63V(GP1V、G1・3V、G2・5V、G3・20V)。1メートル68、73キロ。血液型O。

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