【ボートレース下関PG1 第10回ヤングダービー】宮之原輝紀 ブレない気持ちで悲願成就へ

[ 2023年9月16日 10:00 ]

そろそろ勲章を手にしてもいい宮之原輝紀

 G1にもっとも近い男。G1優出4回の宮之原に語る時にこのフレーズが登場する。目前に迫る勲章を下関の夜でつかむのか――。

 関東に凄い新人がいる。そう騒がれたのが7年前。デビュー後の宮之原は評判通りだった。5期目にA1昇格。4年前には最優秀新人に選ばれた。明るい未来は確約されたも同然。7年を経た今、デビュー時に見た未来が訪れているのか。

 「早くにA1になれたけど、そこから止まっている感じです。消化不良です」

 想像していた未来とは少し違っていた。消化不良、この言葉がすべて。G1にもっとも近い、は褒め言葉ではない。未来予想図にはG1を獲った姿があった。

 「4回優出したけど、連に絡めてもいませんしね。記念はもう獲っていないといけないんですけど」

 求めるレベルはいつでも高い。それでこそ未来のSGウイナー。とはいえまだ25歳の若者にはたっぷり時間はある。まずはヤングダービー。周年制覇もいいが、出場制限がある大会のタイトルも悪くはない。

 「同じG1でも、レベルは普通のG1の方が上だと思うけど、世代限定のレースだから、獲りたい気持ちはもちろんあります」

 ヤングダービーは名選手への登竜門でもある。宮之原にとって飛躍への重要なステップ。今大会での活躍が、青写真通り、いや以上の明るい未来につながる。下関の夜で、もっとも近い男がG1ウイナーの領域に足を踏み入れるのか。

 「毎レース同じ気持ちで走って、納得のレースをすることが信念なので、ヤングダービーでもそれが結果に結びつけばいいと思います。レースに向かう過程が大事なので、いつも通りしっかり準備して臨みます」

 いい意味でハートに高ぶりはない。レースに挑む姿勢の“ブレ”は許されないのだ。ともすれば瞳をぎらつかせてタイトルを狙う若武者が集うヤングダービー。宮之原には格上の佇まいすら感じる。普通に挑んで、普通にレースして、これでいい。ここで優勝すれば来年、再来年にはこう呼ばれているだろう。SG制覇にもっとも近い男、と。

 ◇宮之原 輝紀(みやのはら・こうき)1997年(平9)11月26日生まれ、東京都出身の25歳。2016年5月に118期生として平和島でデビュー。同年7月の戸田で初1着。2017年11月の平和島で初優出。2018年6月の江戸川で初優勝。通算で11V。2019~2022年のトップルーキー。1メートル61、血液型O。

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