【小倉2歳S】ビッグドリーム 兄にVバトンつなぐ!CW馬なりサラッと、幸「楽しみの方が大きい」

[ 2023年8月31日 05:23 ]

幸英明を背にCウッドを3頭併せで追い切るビッグドリーム(右)
Photo By 提供写真

 小倉メイン「第43回小倉2歳S」の追い切りではスプリント血統のビッグドリーム(牡=西園正)が好仕上げをアピールした。

 もう強めの負荷は必要なし。ビッグドリームは幸を背に開門直後のCWコースで新馬2頭ドレシャス、マイネルティグレと併せ馬。序盤はリズム重視で我慢の利いた走り。手綱を持ったまま馬なりで直線に入ると外ラチ沿いからスルスル脚を伸ばし、6F83秒6~1F11秒9で併入した。24日の1週前追いがCWコースで6F77秒1と好時計。2週連続でコンタクトを取った幸は「先週しっかりやったので今朝は馬なりでサラッと。思った通りの感じで乗ることができた。先週より動きは良くなっているし、不安より楽しみの方が大きい」と期待を寄せる。

 7月福島芝6Fの新馬戦は単勝1.4倍の断然1番人気に応え、6馬身差の独走V。大外8枠10番からトップスタートを決めて道中3番手で折り合うと直線、早め先頭で楽々と押し切った。西園正師は「ゲートが速く、道中の運びも良かった。操縦性の良さが一番の強み。勝ち時計(1分10秒2)は平凡でも最後は余裕があったし、確実に時計は詰まる」と自信の口ぶり。

 1歳上で厩舎の先輩でもある全兄ビッグシーザーは中京芝6Fの2歳レコード(1分7秒9)ホルダー。未勝利勝ちから芝6Fのオープン特別を3連勝し、5月葵Sで3着と好走。来週のセントウルSでは有力候補の一頭として注目を集める。「兄も早くから活躍しているが、同じ時期の兄と比べて競走馬としての完成度が高い。現時点で不満は何もない」と胸を張る。父の父サクラバクシンオー、父ビッグアーサーとスピード特化型の短距離血統。真っ向勝負で他馬を圧倒し、兄に勝利のバトンをつなぐ。

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