【佐賀6R・吉野ヶ里記念】リュウノシンゲン 夏馬の本領発揮!

[ 2023年7月23日 09:30 ]

佐賀競馬6R出走表
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 佐賀競馬の「スポニチ杯第25回吉野ケ里記念」は、きょう23日の6Rに行われる。1、2着馬がサマーチャンピオン(Jpn3、8月31日)に優先出走できる7F戦、今年は9頭がエントリーした。本紙担当・保裕一郎記者は当地現役最強の呼び声が高いリュウノシンゲンに連覇の期待を寄せた。

 エスケイファーストで頂点を狙う山田義師が「暑さに強い馬が勝つレースになるのかな」と見据える吉野ケ里記念。今年の出走馬で地力&総合実績No・1のうえ、2歳デビュー時から毎夏バテることなく力強い走りで魅せてくれているのがリュウノシンゲンである。

 20年6月に水沢でデビュー。同年「ビギナーズカップ」、「若駒賞」、「寒菊賞」と岩手2歳重賞を3Vすると、翌21年は「金杯」、「スプリングカップ」に加え岩手3歳3冠レースの「ダイヤモンドカップ」、「東北優駿」をV。3歳3冠ラスト「不来方賞」こそ3着に敗れたが岩手3歳重賞を4連勝するとともに、3歳2冠を達成。その後は川崎を経て昨年6月、当地に転入。昨年7月の前回大会はキタカラキタムスメを前に見る形で最終コーナーを迎え、直線に入ると豪快に外からかわして佐賀重賞初制覇を果たした。12月には佐賀のグランプリである1800メートル重賞「中島記念」で1着。今年も3月に1400メートルの「九州クラウン」、5月に1800メートルの「佐賀スプリングカップ」と重賞2Vを追加した。決め手が鋭いうえに距離も融通が利き、佐賀競馬現役最強といっても過言ではない。

 昨年の当大会を制した後は佐賀二大レースの中央・地方交流「サマーチャンピオンJpn3」に初挑戦。佐賀所属馬最高位の6着だったが中央の壁は分厚かった。今年もトライアルレースに当たる今大会を快勝して、いい形でリベンジの大舞台に臨みたい。

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