福原杏 最年少22歳でJCSファーストS首位「競馬場の特性を生かすような競馬ができればと思う」

[ 2023年7月6日 05:00 ]

福原杏
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 2023地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ(JCS)ファーストステージ2戦(5月23日、盛岡)を終えた順位は別表の通り。得点トップは浦和代表の福原杏(22)。今年でデビュー5年目の同ジョッキーは出場騎手で最年少の存在。経験値の高い年上の騎手を相手にどんな気持ちで挑むのかインタビューを試みた。 

 ――盛岡でのファーストステージ1位通過おめでとうございます。
 「ハイ。ありがとうございます」

 ――盛岡での2戦(8、1着)を振り返ってもらっていいですか。
 「正直、いい馬に乗れたのが一番でした。そこを勝ち切れたのが大きかった。門別で学んだものをうまく出せました」

 ――そういえば今は門別で期間限定騎乗中(4月19日~7月20日)でしたね。いつごろ決めたのですか。
 「技術を磨くために2年前ぐらいから考えていました。収穫のある騎乗ができています」

 ――JCSは今回が20年(12位)以来、2度目の出場となりますが、前回と変わった点はありましたか。
 「まだ自分の中ではそんなに変わってないですね。浦和トップ(43勝)での参戦ですが、自分の中ではリーディングではないと思っている。こんなところに出ていいのかなと。ただ前回の出場時には大先輩ばかりで恐れ多かったですが、今回は期が近い先輩(落合玄、渡辺竜)がいるので少し違います」

 ――他地区トップジョッキーとの交流戦は福原騎手にとってどうですか?
 「うまいジョッキーがたくさんいるので、その人たちの技術を少しでも学べればと思っています」

 ――ファイナルラウンドは久々の園田(20年12月24日、ヤングジョッキーシリーズファイナルラウンド)ですね?
 「競馬場の特性を生かすような競馬ができればと思うし、走るコースなどは前のレースを見て勉強できればと思っています」

 ――浦和所属では18年2位の繁田現調教師が最高成績。浦和初優勝といきたいですね。
 「運もあると思いますが何とか頑張りたいです」 

 ◇福原 杏(ふくはら・まい) 2001年(平13)1月25日生まれ、東京都江戸川区出身の22歳。浦和・水野貴史厩舎所属。身長が小さかったことで小学生のころ父親に騎手になってみたらと言われ、自身も騎手に興味があったので中学卒業後に競馬学校へ。19年4月30日浦和2Rでデビュー。騎乗2戦目となった同日の浦和3R(ダイエーカチドキ)で初勝利。20年9月20日大井8R(キョウエイミーレス)で通算100勝。22年10月20日浦和9R(アルティスタエース)で通算200勝を達成した。競馬を楽しむ日々が続いているが、休日外へ食事に行くことや外出することも楽しみ。21歳で結婚。1歳の長女がいる。

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