【七夕賞】4歳フェーングロッテン好機到来

[ 2023年7月4日 05:30 ]

フェーングロッテン
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 夏の福島の名物ハンデ重賞「第59回七夕賞」(サマー2000シリーズ第1戦)は79年から04年まで1番人気が26連敗したこともある荒れるお宝重賞。過去10年では1番人気はわずか2勝。今夏も高配当が出るのか。過去10年のデータから導き出した本命候補は?

 (1)年齢 4歳【2・1・1・13】(連対率17.6%)、5歳【4・4・3・32】(同18.6%)、6歳【3・4・5・40】(同13.5%)、7歳以上【1・1・1・37】(同5.0%)。連対数は5、6歳の順だが、連対率なら少数精鋭の4歳も互角。7歳以上は数字が落ちる。2年前の覇者トーラスジェミニ(7歳)やG1常連のサンレイポケット(8歳)は年齢的には厳しい。

 (2)前走 2勝以上は鳴尾記念【2・1・1・15】とエプソムC【2・0・1・15】だけでまずは主力ローテ。他では中山金杯、AJC杯、京都記念、安田記念、米子S、都大路Sが各1勝。特筆すべきは休養明けの馬が好走していること。一方で優勝した10頭は全てオープン(重賞含む)を前走で使っていた。3勝クラスを勝ったばかりの“上がり馬”は苦戦傾向。人気になりそうなバトルボーンやテーオーソラネルは昇級初戦で減点。前走着順別では1着は【0・1・3・8】と優勝なし。2着が【2・1・2・9】で好走している。6~9着は【3・0・2・38】、10着以下は【3・4・2・47】。惨敗組の巻き返しが目立つ。

 (3)ハンデ 優勝馬が出ているのは57キロ【6・2・0・16】、54キロ【2・0・1・22】、56キロ【1・1・0・22】、57.5キロ【1・0・0・3】。58キロは【0・2・1・4】と未勝利も馬券圏内には来る。今年から負担重量がおおむね1キロ増になったのでハンデは参考程度かもしれないが、54キロを除けば、勝ち馬は“重めのゾーン”から出ている。

 結論 フェーングロッテンは58キロが課題も連対率の高い4歳、好ステップの鳴尾記念、前走2着とデータ上は有力。エプソムC組では前走10着のガロアクリークは6歳&前走惨敗OKの傾向から激変も考えられる。

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