【安田記念】ソダシと初コンビの川田「精いっぱいの走りでみなさんに喜んでいただけたら」

[ 2023年5月31日 09:35 ]

川田将雅騎手を背に坂路を単走で追い切るソダシ

 6月4日にG1・安田記念(東京芝1600メートル)を控え、白毛のソダシ(牝5=須貝)と初コンビを組む川田が5月31日、共同記者会見に臨んだ。

 ――ライバルとして見ていたソダシの印象
 「とても足の速い白毛だなと思って見ていました」

 ――1週前追い切りでの新しい気づきは
 「たくさん白毛に乗せていただいてきた中で、一番白毛馬の中で圧倒的な活躍をしているこの馬にまたがって、今までの白毛とはまったく違う、いい意味で普通の馬といいますか、白毛特有のものがあまり感じられない背中だったので、さすがこれだけの成績をあげてきた馬だな、という印象を持ちました」

 ――1週前追い切りの指示は
 「ある程度、前の馬を目標に入れながら気持ち良く動かしてきてくれということで。とてもいいリズムで、いいバランスで、いい内容で走れてこられましたし、いい動きができた1週前追い切りだったと思います」

 ――今日の追い切りは
 「オーバーワークにならないということを一番に。後は少しだけ最後だけ気持ちを入れてくれたら、というところでした」

 ――馬の上昇度は
 「ヴィクトリアマイルも使っていますし、間隔も短いのでダメージが残るよりもフレッシュな状態で競馬場に向かえる方がいいだろうという判断で今週も軽めにはしたんですけど、とてもいい雰囲気で先週から今週、歩んでこられていると思う。精神的にもいい雰囲気で終えられていると思う」

 ――川田騎手はこの10年で3度、安田記念を制している。タフなマイルで勝つことができる馬の共通点は
 「マイルではありますが、もう少し長い距離も走れるくらいの馬の方が結果としていい成績を収めやすいのかなという印象を持っていますので、僕が関わらせてもらった馬たちももう少し長い距離でも走れる馬たちだったと思いますので、そういう部分が能力差がはっきり出やすい東京のマイルで生きてくるのかなと思っています」

 ――そのあたりソダシに関しては
 「もちろん、2000メートルの札幌記念でも勝てているわけですし、能力の高い馬で体力もありますし、その辺も生きているだろうと思います」

 ――JRAで初めて白毛を勝たせた(ホワイトベッセル)のは川田騎手。レースへの抱負を
 「これだけ素晴らしい実績を積んできている馬ですし、これだけ素晴らしいメンバーが集まったG1の中でどれだけの走りをしながら、どれだけの結果を得られるかというところだと思いますので、順調にここまで来られていますので精いっぱいの走りでみなさんに喜んでいただけたら、と思います」

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