【京都記念】エフフォーリアまさか…決勝線手前で競走中止 心房細動で

[ 2023年2月12日 15:40 ]

G2・京都記念 ( 2023年2月12日    阪神芝2200メートル )

<京都記念>ゴール前で競走を中止したエフフォーリア(撮影・亀井 直樹)
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 G1ホース3頭が激突した京都記念は、昨年のダービー馬ドウデュース(牡4=友道)が制した。ダービー馬が同レースを勝つのは、1948年春のマツミドリ(83年まで年2回実施)以来75年ぶりで、目標に据える3月のドバイターフへ弾みをつけた。

 21年の年度代表馬のエフフォーリア(牡5=鹿戸)は2番手を追走したものの、ずるずると後退し、決勝線手前で競走を中止した。鹿戸師は「積極的に行って良かったが…。(横山)武史も道中いい感じやったっと言っていた。急に止まって心房細動みたい。仕方ないですね。これから見てきます」と話した。その後、JRAから心房細動と正式に発表された。

 所有するキャロットファームは「大きな怪我ではなかったことがせめてもの救いですが、心臓に因るものなので楽観視はできませんし、まずはレース後の状態を慎重に確認していくことから始めていきます」とした。

 ▼心房細動 心臓に異常な電気信号が起こり、心房が規則正しいリズムを失う不整脈の一種。競走馬がレース中に発症すると、血液を全身にうまく送り出せなくなるため、急激に失速する。人間の心房細動と異なり、全く異常のない競走馬がレース中に突如として発症し、特に治療を行なわなくても治癒するものがほとんど。

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