【京都記念】アフリカンゴールド 連覇へ燃える“逃”争心

[ 2023年2月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=9日】木曜日付「調教カルテ」で京都記念組では唯一C評価と酷評したアフリカンゴールド。これにはフォローが必要だろう。オサムは先週3勝を挙げゴキゲンの西園正師を直撃した。「遅れたけど、こっちは外を回っているし時計的にも十分動けているからね。状態はいいよ」と満足げだった。12番人気でまんまと逃げ切った昨年と時計を比較してみよう。昨年はCWコースの内めを回り、6F82秒1~1F12秒1。今年は3頭併せの大外をぶん回し6F80秒3~1F12秒4。1週前も同コースで6F81秒8の時計を叩き出しているのだから、連覇に向けた大幅な攻め強化と言えよう。もとより稽古より実戦型でもある。

 「相手が強いからどうかだけど、自分の形で競馬ができれば。ハナは主張するつもり」と指揮官。G1帰りのエフフォーリア、ドウデュースは強大な存在だが、休み明けなりの仕上げ。こっちは磨き上げ、目先のレースに全力投球だ。オサムは衰えを知らない8歳馬の激走を確信した。

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2023年2月10日のニュース