通算2900勝の54歳・横山典弘「まだまだジョッキーを長く続けたい」同期・松永幹師の管理馬で決めた

[ 2022年12月4日 12:34 ]

<中京2R>JRA通算2900勝を達成し記念撮影する横山典弘(中央)(撮影・椎名 航)
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 4日の中京2R(3歳上1勝クラス・ダート1900メートル)でレッドファーロ(牡3=松永幹)が1着となり、騎乗した横山典弘(54)はJRA通算2900勝を達成した。武豊(通算4388勝、3日終了時点)、岡部幸雄(通算2943勝)に続いて史上3人目。

 横山典は通算2896勝で今週を迎え、前日(3日)の7、8、12Rと騎乗機会3連勝。この日、最初の騎乗となった2Rを制し、4連勝で一気に決めた。
 
 インタビューでは記念品のプレゼンターに武豊、プラカードを持つのが松永幹師など、多くの関係者が集まった。横山典は満面の笑みで「とても嬉しいです。長く乗ってこんなにいっぱい勝たせてもらって、ましてやG1の華やかな日にたくさんのお客さんの前で達成できて嬉しいです」と喜びを語った。

 松永幹師とは競馬学校の同期。調教師として初勝利となった07年3月25日の中京7R・アグネススピリッツでも横山典が手綱をとっていた。「松永先生、幹夫とね。初勝利が中京で、この場所で僕が乗せてもらって幹夫厩舎の初勝利だったので。初重賞(88年ウインターS・ソダカザン1着)も中京だったのでいい場所だなと思います」と思い入れを話した。
 
 昨年後半から美浦所属ながら、栗東を拠点に活動している。「環境を変えて関西に来て、いろいろないい刺激をもらって楽しく仕事をさせてもらっているので。まだまだジョッキーを長く続けたいなって気持ちが凄く沸いてきました」と気持ちを新たにしていた。
 
 円熟の騎乗を見せて競馬界を盛り上げる54歳は、G1・チャンピオンズC(ダート1800メートル)でハピ(牡3=大久保)に騎乗する。

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2022年12月4日のニュース